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ひよこと野獣
第2章 ひよこ 陽菜の苦悩
「やっ、やめときなよ!マジで喰われるよ!」
「陽菜~遠くで見てるだけにしとけば~?もし嫌になってもなかなか別れてくれないかもよ~?」
りんちゃんは私の肩を掴みゆさゆさ揺さぶりながら私を説得にかかる。
ももちゃんは机に落ちたポッキーを口に入れながら、のんびりとした口調で私を諌めた。
「そんなことないもん。先輩はすっごく優しい人だよ?」
「それ何百回も聞いた。あれでしょ?子犬拾ってたってやつ。一応人間なんだからさ、心くらいあるでしょ」
「りんちゃん、ひどい!そのギャップが素敵!とかならないの?」
「そうねー、もうそのギャップ今時流行んないでしょ。今はあれだよ、ロールキャベツ男子!」
りんちゃんとももちゃんは声を揃えながら今流行ってるらしいロールキャベツ男子の話に夢中になっていった。
そりゃロールキャベツは美味しいし、私も好きだけど。
「陽菜~遠くで見てるだけにしとけば~?もし嫌になってもなかなか別れてくれないかもよ~?」
りんちゃんは私の肩を掴みゆさゆさ揺さぶりながら私を説得にかかる。
ももちゃんは机に落ちたポッキーを口に入れながら、のんびりとした口調で私を諌めた。
「そんなことないもん。先輩はすっごく優しい人だよ?」
「それ何百回も聞いた。あれでしょ?子犬拾ってたってやつ。一応人間なんだからさ、心くらいあるでしょ」
「りんちゃん、ひどい!そのギャップが素敵!とかならないの?」
「そうねー、もうそのギャップ今時流行んないでしょ。今はあれだよ、ロールキャベツ男子!」
りんちゃんとももちゃんは声を揃えながら今流行ってるらしいロールキャベツ男子の話に夢中になっていった。
そりゃロールキャベツは美味しいし、私も好きだけど。