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ダディisサディスト
第18章 朝と父
時計を見ると…
いつもより早めに目が覚めたらしく…
夜の名残を残した空が…
窓のカーテンの隙間から感じられた――――…
「…お風呂…入りたい…」
私は、ゆっくりベッドを抜け出すと…
緑川の部屋のバスルームにお湯を入れた―――――…
お湯が溜まるまで―――…
朝に染まる…
空を眺めていた――――――…
ナツは、いつも早起きして…子供や旦那の弁当をつくるって言ってたな―――…
私と同じ歳なのに―――…
こんなにも…朝の迎え方が違うなんて――――…
おかしな話だ―――――…
ピピピビ――――――!《お湯はりが終りました!お湯はりが終りました…》
「………母か―――…」
ナツの、母として妻としての顔が――…想像出来ない…
私は、ため息をつき…
バスルームに向かった――…