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第21章 冷たさと愛欲

私は、ナツを抱きしめ…


シャワーで体に着いた悪夢を洗い流す…



ナツは…シャワーの音と暖かさに―――――…
薄目を開けた――――…




「山越…様―――――！」

ナツは、目を見開くと…


浴室の中を慌てて見回した―…



「！イヤ…もう…嫌だ！
死にたい――――――！！
もう…帰れない――――！」



ナツは…暖かいシャワーを浴びながら…体を小さく縮め――――――…泣いていた…



耐えて…耐えて――――…

耐え抜いた…

そんな感じだろうか――…





「ナツ――――…今日は良く頑張った――――――…ご褒美を上げよう――――」



私は、泣き崩れるナツを抱きしめ…キスをした―――…


「山越様――――…」


ナツは、犬との情事を忘れようと…必死に私の唇を求めた…


「んっ！ん〜〜〜…もっと…もっと…キスを下さい」


甘えた声で…
私を誘惑しながら…





涙を流していた――――…


「ご褒美を…下さい…

山越様のちんこを！まんこに下さい！犬の感触を！消して下さい！」



ナツは、私にしがみつき…必死に懇願してきた―――…



浅はかで可愛い所もあり…

賢く…状況をすぐに認識するナツ――――…



ああ…どうしてこの子は…こんなに頑張るのだろうか…



どうしてこんなに…
性に貪欲なのだろうか――…