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ダディisサディスト
第30章 カリスマと伝説
旅館につくと…


オーナーが私を出迎えた…



「山越さま。お越しいただき誠にありがとうございます。」




「久しぶりですね…赤川さん…


長い間…利用しなくて申し訳ない――――…」




私は、久しぶりの再会に…深々と頭を下げた…



「頭をあげてください…

山越さまには、いろいろと良くしていただきなんて言っていいのやら…


こんな温泉街から外れた小さな旅館が今まで潰れずやってこれてこれたのも…

山越さまの社員や子会社の皆様や…紹介やら…ホントに助かっております。」




オーナーの赤川は、私よりも深々と頭を下げる…



私は、あの調教以来…利用は、していないが―――…


子会社の社員旅行や、その世界の飼い主などに…ここを紹介していた…



「私は、紹介しただけです…

リピーター率が高いのは…旅館の質が良いからでしょう…

紹介した、私の株が上がるばっかりで…

頭が上がりませんよ―――…」




温泉街のメインロードから道をそれ、林の中にあるこの旅館


竹林に囲まれた

昭和モダンの情緒溢れる見た目―――――…



旅館の佇まいを見つめ…


思い出す―――――…





“響さん…

素敵な…旅館ね―――”






って…笑う美雪を―――…



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