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ダディisサディスト
第33章 5時間前と現在
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史朗を迎えに行く―――…
久しぶりの園庭が…懐かしく感じだ…
入園式…運動会…お遊戯会…
行事で園に来ることはあるが…
こうやって…史朗の送り迎えは…妻のナツに任せっきりだった―――――――…
泊まりで居ないなんて――…
ナツにしては…初めての事だ―――…
史朗が先生に別れの挨拶をして…笑顔で俺に駆け寄る…
見た目は…
俺に似ている史朗………
でも、がんばり屋な性格や頭の回転は…ナツに似ている…
可愛い我が子―――――…
こんなヘタレな俺の子を産んでくれた…ナツ―――…
ホントは…
感謝して…我が子同様大事にしないといけないのは解っているが―――――…
男として…全てにおいて、妻より劣っていると感じてしまう―――――――…
だから…逃げて―――――…
落ちて―――――――…
すがり付いて―――…また…
逃げた――――――――…
俺は…
優秀過ぎる妻が……
腹の中で―――…
俺をバカにしているのでは…
と…不安になる…
そんな不安に駈られてる自分も見せたくなくて…
また…
背を向け…逃げた――――…
最近…
ナツの
笑顔を見ていない気がする…
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