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第37章 夫婦と家族

部屋に戻り――――――…



二人で向かい合う…





何年ぶり――――…いや…


初めてかもしれない…



向かい合い…
真面目に話をするのは――…




感情的にもならず…



話を途中にし、逃げ出すことも無く…



どうして…
私がこうなったのか……



マサルさんは…苦しそうな表情をしたが…ちゃんと聞いてくれた―――――…




私も…マサルさんが、どうして…私を避けていたのか…風俗に通いつめたのか……

ちゃんと話してくれた―――――…







話終わり……



マサルさんは―――…




泣きながら…謝り続けた…



自分の小さいプライドが……



私の生き方…考えたか…ましてや体を変えてしまった事を―――――…


謝りつづけた―――――…



そして……ゲストに犯されながらも…



“愛しています―――…”と…自分だけを一途におもってくれて…



ありがとう―――――…と…




抱き締めて――――…くれた








私は…この瞬間のために…



奴隷になったのかもしれないと…





後悔も罪悪感も嫌悪感も……





全て許された気がした――――…







でも―――――…