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ダディisサディスト
第6章 人妻と娘
父は、朝食はしっかり取るタイプで―――…
朝食は我が家の大事な時間帯になっていた―――…
「小雪?今日の味噌汁は具が多いな―――…」
「ん?嫌だった?」
父は、フフっと小さく笑って味噌汁を飲む…
「いや…うまい」
「良かった…ちゃんと、野菜も食べないと――――…」
どんなに仕事をテキパキこなし、空いた時間に奴隷を調教しようが―――…
私にとっては…
たった一人の家族――――…
「…小雪は…母さんに似て…料理が上手だな」
母を語る父は…いつも穏やかで…優しい顔をする
そして…朝のこの時間は…何者でもない父が…気を抜いている時間に違いない―――…
「…そう?なら…何で、茄子が残ってるのよ…」
父は、子供のように…皿の横に苦手な茄子を避けていた…
「ハハハハ…はぁ…」
父は、お茶と一緒に茄子を口に入れ…無理矢理飲み込む…
60の大人が…
子供のように見える……
そんな父も……
数時間後には――――…
社長…飼い主…師匠…
いろんな肩書きを背負う――…
不思議な…ものだ―――…