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第7章 主婦【ナツ】…寂しさの代償

連絡は直ぐに来た―――…




《久しぶりだね…“秋”
君から連絡が来るとは…嬉しいよ》




久しぶりに源氏名で呼ばれ…少し後悔してしまった…



いくら…
体が満たされないと言っても―…




自分の行動は正しくはないと――――…解っていた…



旦那も…息子も…裏切っている罪悪感――――――…




しかし―――…



常連のこのおじ様だけが…


ナツの体の隅々まで…



乾きを取り除いてくれるかもしれないと…




期待もしていた――――…




…ナツは…賭けに出た――…




ここ何日か…息子を早く眠らせ…


雰囲気を作り――――…



旦那を試してみた――――…






旦那が…キスをしてくれたら―――…



その常連とは会わない――…



旦那が…手を握って…同じベットに寝るだけでもいい――――…



そうしたら―――…





その常連に…二度と…連絡をしない―…





しかし旦那は…



ナツに…キスどころか…



手にも…
触れてはくれなかった―――…






それどころか…



ナツのアピールに…

ストレスを感じ―――…

不眠症気味だから…別々に寝てくれないか…と―――…


冷たい言葉が帰ってきた――…





ナツは…ただ―――――…

愛する夫の――――…

肌の温もりだけが…



この乾きを――…満たしてくれると…




思っていた―――…