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保健室は絶対領域
第11章 誕生日

「で、何しに来たんだ?」

ルイは作業を邪魔されて、多少不機嫌な顔をした。


「え~と…ルイと…エッチなこと!!」

「あのな~、お前いい加減に…」


続きを言おうとした、ルイの唇を背伸びしたリナが塞いだ。

ルイの唇にリナの温かい柔らかい感触が伝わる。


ルイはリナの肩を掴んで、前に引き離した。


「やめろ…」


「…なんで…?ルイはあたしのことが嫌いなの?」

リナの瞳が潤んで、切なそうな声をあげた。


「違う…お前はそういうんじゃないんだ。」

ルイはきっぱり首を横に振った。
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