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SA
第14章 15年前
数週間たったある日、やっと気付いた。



毎日一日中、一人で砂場で遊んでる男の子がいる。
母親は仕事か何かか?




ちょっと気になった俺はコンビニに行くついでに、いつもは家から見ていただけの公園を、横の道路を歩いて近くで見てみた。





男の子はシャベルやバケツなどの砂場独特のおもちゃは持たず、素手で黙々と山を作っていた。


男の子の表情は、遊んでいる幼児の顔ではなかった。




生気を感じなかった。





上手く説明できないけど、この子はほっておいたらいけないと感じた。
ただのカンだけど。







不審者と思われるかもしれない不安もあったが、思い切って話しかけてみた。
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