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第17章 15年前 4
シュウジと別れて3時間程経った頃、家のインターホンが鳴った。


モニターを確認しても誰も映っていない。
イタズラか??

無視してやろうかと思った瞬間、モニターに映ったのは子供の手。



背伸びしてインターホンをもう一度鳴らそうとしていたシュウジだった。




どうしたんだ!?




慌てて玄関を開けると、素っ裸のシュウジ。




顔は涙と鼻水でグチャグチャ。
頬は殴られたのか、赤くなっていた。
唇も少し切れて出血していた。
素っ裸でここまで来たんだろう。
足はドロドロだった。


抱き上げて風呂場へ連れて行き、キレイに洗ったあと、今日買いすぎていた服と下着を出してきて着せた。



ずっと泣きながら震えている。
抱きしめて撫でたり、軽くトントンと背を叩いてあやすと、しばらくして泣き疲れて寝た。
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