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SA
第17章 15年前 4
紀子がリビングの扉を開けたのが、二階からわかった。
リビングにはシュウジが寝てる。
慌てて下に下りると、シュウジを見つけた紀子が硬直していた。
硬直している紀子を廊下に連れ出して、リビングの扉を閉めた。
『…誰の子?隠し子?いつの間に!?相手は??』
一方的に捲し立ててくる紀子に「いろいろあって…」なんて、誤魔化しは効かない。
観念して事情を軽く話した。
紀子は子供が好きで、結婚したらすぐにでも欲しいなんて言っていたけど
なかなか子宝に恵まれなかった。
不妊治療とかもしていたみたいだけど、もう諦めたとか言ってたな…。
そんな紀子にシュウジの話をしたらもちろん怒るわけで…
『兄さん、この子助けてあげないと!!』
リビングにはシュウジが寝てる。
慌てて下に下りると、シュウジを見つけた紀子が硬直していた。
硬直している紀子を廊下に連れ出して、リビングの扉を閉めた。
『…誰の子?隠し子?いつの間に!?相手は??』
一方的に捲し立ててくる紀子に「いろいろあって…」なんて、誤魔化しは効かない。
観念して事情を軽く話した。
紀子は子供が好きで、結婚したらすぐにでも欲しいなんて言っていたけど
なかなか子宝に恵まれなかった。
不妊治療とかもしていたみたいだけど、もう諦めたとか言ってたな…。
そんな紀子にシュウジの話をしたらもちろん怒るわけで…
『兄さん、この子助けてあげないと!!』