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SA
第17章 15年前 4
ー次の日。
良いニオイがして目が覚めた。
紀子がいつの間にか来ていて、朝食を作ってくれていたのだ。
『おはよう!兄さんも食べて!』
シュウジはもう食べたらしい。
紀子は俺の朝食をテーブルに準備すると、リビングの隅にあるでっかい買い物袋をガサゴソ漁ってシュウジに歯ブラシを渡した。
『はい、ご飯食べたら歯みがきしようね!』
『あ!ガオファイブの歯ブラシとコップだ!これ僕の!?』
嬉しそうに受け取るシュウジ。
『そうよ〜!ちゃんと歯磨きしないとガオファイブに怒られちゃうからね?』
そう言ってシュウジを洗面台に連れて行った。
そうか…子供用の歯ブラシ、用意してなかったな…
紀子が小さい子と触れ合っている姿は初めて見たけど、子供の扱いの上手さや観察力の鋭さに感動すらした。
良いニオイがして目が覚めた。
紀子がいつの間にか来ていて、朝食を作ってくれていたのだ。
『おはよう!兄さんも食べて!』
シュウジはもう食べたらしい。
紀子は俺の朝食をテーブルに準備すると、リビングの隅にあるでっかい買い物袋をガサゴソ漁ってシュウジに歯ブラシを渡した。
『はい、ご飯食べたら歯みがきしようね!』
『あ!ガオファイブの歯ブラシとコップだ!これ僕の!?』
嬉しそうに受け取るシュウジ。
『そうよ〜!ちゃんと歯磨きしないとガオファイブに怒られちゃうからね?』
そう言ってシュウジを洗面台に連れて行った。
そうか…子供用の歯ブラシ、用意してなかったな…
紀子が小さい子と触れ合っている姿は初めて見たけど、子供の扱いの上手さや観察力の鋭さに感動すらした。