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第6章 連休Ⅲ

土曜日の朝 AM6:00 携帯のアラームで目覚める。

直人はまだよく眠っているので起こさないようにベッドから離れた。

洗顔・歯磨きを済ませ、手付かずにしてあった食料の持ち出し準備にとりかかる。

食べ物を粗末にしたら罰があたっちゃう…

おばあちゃんの口癖だったなぁ

保冷バッグに詰め終えた頃、直人が起きてきた。

「おはよ、早くに起きたんだな」

「おはよう直人、朝ご飯食べる？」

「いや、朝飯はあんま食わねぇから…」

「そっかー、じゃあ、コーヒーは？」

「いや、今はいい」

今は って、じゃあいつ要るのよ！

というのは飲み込んだ。