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いつでも初恋
第8章 現彼
我ながら手際よく出来、20時までにはまだ後10数分。
ふぅーと大きく息を吐きテーブルに頬杖をつく。
有り難くない空き時間が出来てしまった…
頭をよぎるのは、二日間の研修講師という初体験よりも数十分間の元彼との再会。
偶然の再会でヒロへの恋心が蘇ってきたのかというとそうじゃない。
むしろ逆。
動揺はしたけど、完全に『過去の人』になっていた。
だけど不安な気持ちが私を支配する。
何で?
……直人。
付き合い始めて未だ2カ月足らず。まだまだ知らない部分もいっぱいあるんだろうけど…
好き、大好き。
この2カ月足らずの間、直人に直接言ったことは無かったけど
いつのまにか、すごく好きになってたんだ。
で、また自分じゃない誰かを好きになるんじゃないかな?って勝手に不安になってるんだ。
「馬鹿だなぁ、私」
そう独り言を呟いた時、チャイムが鳴った。
ふぅーと大きく息を吐きテーブルに頬杖をつく。
有り難くない空き時間が出来てしまった…
頭をよぎるのは、二日間の研修講師という初体験よりも数十分間の元彼との再会。
偶然の再会でヒロへの恋心が蘇ってきたのかというとそうじゃない。
むしろ逆。
動揺はしたけど、完全に『過去の人』になっていた。
だけど不安な気持ちが私を支配する。
何で?
……直人。
付き合い始めて未だ2カ月足らず。まだまだ知らない部分もいっぱいあるんだろうけど…
好き、大好き。
この2カ月足らずの間、直人に直接言ったことは無かったけど
いつのまにか、すごく好きになってたんだ。
で、また自分じゃない誰かを好きになるんじゃないかな?って勝手に不安になってるんだ。
「馬鹿だなぁ、私」
そう独り言を呟いた時、チャイムが鳴った。