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いつでも初恋
第9章 人事異動
21時。一次会は終了になった。
金曜日の夜だから当然のごとく二次会へと誰かしら声を挙げていた。
彼方此方から誘われたけど大きな花束や荷物があったので帰らせてもらうことにした。
直人は支店長や次長に捕まっているよう…。
『またお姉ちゃんのところか?』
心の中で呟いた。
4年と3ヵ月、通ってきた道を懐かしむようにゆっくり歩いていた。
「貸せ」
少し怒ったような声で、後ろから荷物を持ってくれる。
「二次会は?」
「行かねーよ」
「何怒ってんの?」
「あー?」
不機嫌な声。
「私?」
不機嫌な原因は私なの?
「帰ってからな」
気になるっちゅうの!
金曜日の夜だから当然のごとく二次会へと誰かしら声を挙げていた。
彼方此方から誘われたけど大きな花束や荷物があったので帰らせてもらうことにした。
直人は支店長や次長に捕まっているよう…。
『またお姉ちゃんのところか?』
心の中で呟いた。
4年と3ヵ月、通ってきた道を懐かしむようにゆっくり歩いていた。
「貸せ」
少し怒ったような声で、後ろから荷物を持ってくれる。
「二次会は?」
「行かねーよ」
「何怒ってんの?」
「あー?」
不機嫌な声。
「私?」
不機嫌な原因は私なの?
「帰ってからな」
気になるっちゅうの!