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官能ショートショート『おねだり』
第1章  
彼女の腕と口を拘束しながら、私は彼女の耳元に、低い声でこう告げます。

「今、中に出してやるからな……」

彼女はをそれを聴くと、更に首を左右に激しく振ります。
そしてふさがれた口から一段と高い、拒絶の声が上がります。

そのとき、私の加虐心が最高潮に達します。
私は今度は、自分の欲望のために動きます。
彼女を口をもっと強く押さえ、後ろから縛る腕にも力を込めます。
そして腰を激しく打ち付けます。
彼女は抵抗します。
激しく首を振ると、私が押さえつけていた手が口から離れます。
その時彼女は

「いやっ! いやっ! やめてっ!」

と声を張り上げます。
この抵抗は、演技なのか、本気なのか、もうわかりません。
私は構わず動き続け最後は

「ああっ! 出すぞっ! 出るっ! 出るっ!」
「あっ! いやっ! だめっ!」

と言って嫌がる声を出す彼女の中に溜まった欲望を吐き出します。

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