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学園物えっち短編集
第5章 マッサージ部


失恋した。


付き合ってた人が浮気して、それを問いつめたら逆ギレされて…


「絵美(エミ)ー!元気だしなって!そんな男別れて正解だよ!」

「わかってるけど………ムカつく!」

「もう、そんなにイライラしてても良いことないって…ん?なにそれ」

「なんだろ?」

ロファーから上履きに履き替える時上履きの中に封筒が入っていた。

「まさか!ラブレター!?もう次の恋到来!?」

「今時こんな手紙で…そうだったら罰ゲームかイタズラでしょ」

その封筒はその辺のコンビニとかで買ったような物ではなく、綺麗な高級感のある封筒だった。

その封筒を開けようとした時だ。

「おっす!何してんだ?……あーー!その封筒!」


「うるさいよ!この封筒がなんなの?」

同じクラスの男子が私の持ってる封筒を見て驚いていた。

「知らないのかよ!マッサージ部の封筒じゃん!」

「はい?なにそれ………?」

「あ、私聞いた事ある!マッサージ部の存在自体は完全に謎でどこで活動してるのか、部員が何人いて誰が部員なのか全く不明だけどすっごくマッサージ上手なんだって!しかも向こうから招待されないと行けないし、行きたくてもなかなか行けないらしいよ」

「ふーん…なんで招待されたんだろ?」

「疲れがたまってそうな人を独自にピックアップしてるらしいな?うちの部員で招待されたやついたけど、それ行ってから体の調子が絶好調らしいよ。いらないなら俺にくれよ!」

封筒を開けると文章の書いた紙が入っていた。

挨拶文とマッサージ項目が書かれている。

その中から受けたいマッサージの項目を選択してマッサージを受けたい日時を記入して指定の場所に投函するようだ。

「…尚、御本人様以外は御利用いただけません」

「くそー!行ってみたかった!」

「ねね!その投函する所で待ってたら誰がマッサージ部かわかるよね!?」

私はアロマオイルのマッサージを選択して指定の場所に投函しに行ってみることにした。
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