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学園物えっち短編集
第6章 後輩君


「桃!聞いてんの?」

「…へ?」

「全然聞いてねぇじゃん!」

「わぁ…ごめんねぇ…考え事してて」

「本当桃ってなんか抜けてるよな」

「そんな事ないもん…」

後輩の男の子に言われるなんて…もう…しっかりしなくちゃ。。

朔君のお家は私の家よりも先だからと言っていつも私の家の前まで送ってくれる。

家の前に着くと何となくもう少し一緒にいたい気分になってしまう…。
付き合ってるわけじゃないのにそんな事言えないよね。

「じゃあ、気をつけて帰ってね」

「…あぁ。またな」

朔君の背中を見送って家に入る。


やっぱり…私朔君の事好きになってるなぁ…


朔君…背高いしカッコイイし良い子だし…好きにならないわけないかぁ。

向こうは私のこと仲の良い先輩くらいにしか見てないんだろうな。

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