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責められたいの
第25章 あの夏の誘惑 4
「すぐにでもあいつと寝る
必要があるな…
1ヶ月程度のズレなら
後からどうにでもなるだろう」


……………………


一ヶ月と少し前のあの日

今日と同じこの社長室で
康紀が発した言葉を
凛子は心底軽蔑した。

いや、呆れに近いかもしれない…

自分の子供を人に押し付けるの?
しかも実の弟に。

人間らしい感情が
どこか欠落しているのだと思った。
妬みや嫉妬という感情以外は…

けれど凛子は結局
康紀の依頼を受けた。
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