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カタチ。
第3章 ドライブ。
「ちょっと待ってて♪」
オーディオの電源を入れて ヒナタさんはコンビニに行ってしまった。
『大切な君と居たあの夏の夜は~今も忘れられない思い出~♪来年の今頃も又 肩よせる姿思い浮かべてた~♪』
これヒナタさんが初めて会った時口ずさんでた。
私も大好きな曲だった。
「お待たせ~♪」
コンビニの袋を両手に持ったヒナタさんが帰ってきた。
ヒナタさんは後ろに座ってる 息子にリンゴジュースを渡してくれた。
おかしも買ってきてくれたみたいだ。
「はい♪あおいちゃん♪」
リラックマのパッケージのカフェオレだった。
私は リラックマが大好きだ。
そしてコーヒーも好きだった。
「車のキーホルダーも携帯のストラップもリラックマだから♪好きなのかと思って!ハズレ??」
首を大きく横にふる。
「大好き…です」
真っ直ぐ彼を見つめて言った。
「あおいちゃん…それ反則…。よし!あおいちゃん誘拐しよっと♪笑」
車は 家とは反対の方向に進んでいった。