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第3章 ドライブ。

けど…
彼は手をほどいては
くれなかった。


逆に力が強くなった
ような気がした。



「あおいちゃん…」

彼の顎が頭に乗った。




「あおいちゃんってさ…
すぐ壊れちゃいそうだよね。
小さい身体で一人で頑張りすぎなんじゃない？
旦那さんは一体あおいちゃんのどこを見てるんだ…」



彼の独り言のような
私への言葉に胸が苦しくなった。