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ナイショの恋
第3章 ナイショ
目が覚めたときは
Tシャツに短パンを履いていて
お兄ちゃんのベッドで寝ていた。

ん~~~~~
お兄ちゃんの匂い。
好きっ。


「起きたか?」

不意に声がして声がした方に振り向いてお兄ちゃんを見つけると
ぎゅっと抱きついた。

「好き!好きだから、エッチしたことを忘れろなんて言わないで!」

忘れろって言われることが何より怖かった。
私とエッチしたことを後悔しないで。

「忘れろって言われても忘れられないよ」

苦笑いしながら
頭をポンポンと叩かれ引き剥がされる。

「内緒にできる?
誰にも言えないよ?
友達にも、親友にも。それでもいい?」

「いい!内緒にできる!」

「・・・・いい子だ。俺ももう結実を手放せない」

そう言うと優しく優しくおでこにキスしてくれた。

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