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本音はいらない。
第4章 溺れる

「そう言えば香織、転校ー」

『ああ!』

「…」

そうだった…

明日からお祖母ちゃんの家だから自分の家に帰っても何も無いんだった。

勿論お母さんとお父さんも先にお祖母ちゃんの家に行ってていない訳で…

『私、野宿しないといけないのかな』

「どういうことだ。」

眉間にシワを寄せる圭司

『…圭司ー…』

「俺の家に来るか?」

『!…良いの?』

「あぁ。一人暮しだから」

え?

「圭司…一人暮しなの?」

しらなかった。

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