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斉藤太一です
第10章 斉藤太一さんですか?
きっとまた
おばぁちゃんと
待ち合わせなんだろうと
思った僕は
時計を確認して
急いでカウンターから出て
しずくちゃんを
椅子に座らせた
すると
しずくちゃんは
すぐに
バックに手を入れて
手紙を取り出し
僕に
2通目の手紙を
手渡してくれた
「ありがとう
しずくちゃん」
「うんっ
でも・・内緒だよ?」
とても
悪いことをしていると
思っているらしく
しずくちゃんは
少し
顔を曇らせた
「うん、絶対内緒にする
でもね
僕は
すっごくすっごく
うれしいんだよ
きっとね
このことが
バレても
かす・・あ、ママは
怒ったりしないと思うよ
でも
秘密にしようね
僕と
しずくちゃんの
秘密でいいよね」
「うん!」
しずくちゃんは
手紙を渡して
落ち着いたのか
アメの袋を
開け始めた
なんて
小さな手なんだ・・
爪まで
こんなに小さい・・・
全てが
小さくて
すぐにでも
壊れてしまいそうで
守りたくなる
お父さんと
一度
呼ばれただけなのに
まるで
本当に
僕の子供みたいに
思えてくるから
不思議だ
おばぁちゃんと
待ち合わせなんだろうと
思った僕は
時計を確認して
急いでカウンターから出て
しずくちゃんを
椅子に座らせた
すると
しずくちゃんは
すぐに
バックに手を入れて
手紙を取り出し
僕に
2通目の手紙を
手渡してくれた
「ありがとう
しずくちゃん」
「うんっ
でも・・内緒だよ?」
とても
悪いことをしていると
思っているらしく
しずくちゃんは
少し
顔を曇らせた
「うん、絶対内緒にする
でもね
僕は
すっごくすっごく
うれしいんだよ
きっとね
このことが
バレても
かす・・あ、ママは
怒ったりしないと思うよ
でも
秘密にしようね
僕と
しずくちゃんの
秘密でいいよね」
「うん!」
しずくちゃんは
手紙を渡して
落ち着いたのか
アメの袋を
開け始めた
なんて
小さな手なんだ・・
爪まで
こんなに小さい・・・
全てが
小さくて
すぐにでも
壊れてしまいそうで
守りたくなる
お父さんと
一度
呼ばれただけなのに
まるで
本当に
僕の子供みたいに
思えてくるから
不思議だ