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斉藤太一です
第11章 夏休み
え・・・
迎えに?
しずくは
眼鏡の奥の
僕の目を
見つめながら
ちょっと
心配そうな顔をしていた
どうしよう
どういうことなんだろう
でもとにかく
僕が
しずくを迎えに行くことに
なってるみたいだ
とりあえず
しずくを
安心させて
あげないと・・・
そして
僕は咄嗟に
こんなことを
しゃべっていた
「迎えにいくよ
もうすぐ
行けることになってるんだ
だから
しずくちゃん
もう少し・・
もう少しだけ
ママと
待っててくれるかい?」
しずくを
安心させたかったんだ
しずくの
笑顔が
見たかったんだ
迎えに行くよ
しずくも
かすみも
行ってもかまわないなら
今すぐにでも
僕は
かすみに会いたいんだ
「・・ほん・・と?・・」
「あ、し・・しずく?」
笑顔が見たかったのに
しずくは
泣きだしてしまったんだ
僕が
迎えに行くよって
言ったのに
迎えに?
しずくは
眼鏡の奥の
僕の目を
見つめながら
ちょっと
心配そうな顔をしていた
どうしよう
どういうことなんだろう
でもとにかく
僕が
しずくを迎えに行くことに
なってるみたいだ
とりあえず
しずくを
安心させて
あげないと・・・
そして
僕は咄嗟に
こんなことを
しゃべっていた
「迎えにいくよ
もうすぐ
行けることになってるんだ
だから
しずくちゃん
もう少し・・
もう少しだけ
ママと
待っててくれるかい?」
しずくを
安心させたかったんだ
しずくの
笑顔が
見たかったんだ
迎えに行くよ
しずくも
かすみも
行ってもかまわないなら
今すぐにでも
僕は
かすみに会いたいんだ
「・・ほん・・と?・・」
「あ、し・・しずく?」
笑顔が見たかったのに
しずくは
泣きだしてしまったんだ
僕が
迎えに行くよって
言ったのに