この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
斉藤太一です
第12章 作戦
少し歩くと
「あそこの角を
まがったら
もうお弁当屋さんなの」
しずくの
言葉を聞いて
僕の鼓動が
激しくなった
も、もう
着くのか…
緊張で
固くなった身体を
やわらげるように
僕は
音が出るほど
大きく息を吸った
その音を聞いて
しずくが
不思議そうな顔で
僕を見上げる
「ドキドキしてきちゃったよ」
僕は
そう言って
胸に手を当て
しずくに
苦笑いをして見せると
しずくが
急に
大きな声を出した
「あ!!!
ママ~~!」
えっ・・・
その瞬間
しずくは
僕から手を放し
勢いよく
走り出していた
「マ~マ~!」
走る
しずくを
焦って
目で追うと
しずくの
走るその先には
一人の女性。
やっと会えたね
・・・かすみ・・
「あそこの角を
まがったら
もうお弁当屋さんなの」
しずくの
言葉を聞いて
僕の鼓動が
激しくなった
も、もう
着くのか…
緊張で
固くなった身体を
やわらげるように
僕は
音が出るほど
大きく息を吸った
その音を聞いて
しずくが
不思議そうな顔で
僕を見上げる
「ドキドキしてきちゃったよ」
僕は
そう言って
胸に手を当て
しずくに
苦笑いをして見せると
しずくが
急に
大きな声を出した
「あ!!!
ママ~~!」
えっ・・・
その瞬間
しずくは
僕から手を放し
勢いよく
走り出していた
「マ~マ~!」
走る
しずくを
焦って
目で追うと
しずくの
走るその先には
一人の女性。
やっと会えたね
・・・かすみ・・