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斉藤太一です
第13章 再会と約束
「おとーさん
ここだよ!!」
しずくは
そう言って
目の前の
アパートを指さした
「狭いけど…いいですか?」
僕を振り向き
目が合ったかすみは
少し
照れて微笑んでいた
「全然構わないよ
僕の部屋も
狭かったじゃないか…(苦笑)」
「・・そうですね(笑)」
君は
やっぱり
笑顔が似合う
さっき
疲れたように
見えていたのに
笑顔の君は
とても
元気そうで
とても
若々しい
「こっち、こっち」
いつの間にか
しずくは
僕の手を握って
階段を上がりはじめた
かすみは
少し
微笑みながら
そんな僕としずくの
やりとりを見ていて
「いつからの
お知り合い?」
と、意味深なことを
言って笑った
「・・・・ゆっくり・・話すよ」
かすみの部屋は
3階。
3階までたどり着くと
かすみが
鍵を開けて
「ちょっとだけ・・
待っててもらえますか?」
と言った
なんだか
女性に
そんなことを
言われたのは
ほんとうに久しぶりで
少し
どきどきしてしまった
「う、うん
大丈夫、待ってるよ
ゆっくり
片付けて構わないから」
「すみません」
しずくと
かすみは
ドアの向こうに消えてしまい
僕は
ひとりになった。
ふと
少し・・・寂しくなった。
寂しくなったのは
ひとりになったからじゃない
かすみが
7年という
月日の間に
僕に
敬語を使うように
なってしまっていたから・・。
ここだよ!!」
しずくは
そう言って
目の前の
アパートを指さした
「狭いけど…いいですか?」
僕を振り向き
目が合ったかすみは
少し
照れて微笑んでいた
「全然構わないよ
僕の部屋も
狭かったじゃないか…(苦笑)」
「・・そうですね(笑)」
君は
やっぱり
笑顔が似合う
さっき
疲れたように
見えていたのに
笑顔の君は
とても
元気そうで
とても
若々しい
「こっち、こっち」
いつの間にか
しずくは
僕の手を握って
階段を上がりはじめた
かすみは
少し
微笑みながら
そんな僕としずくの
やりとりを見ていて
「いつからの
お知り合い?」
と、意味深なことを
言って笑った
「・・・・ゆっくり・・話すよ」
かすみの部屋は
3階。
3階までたどり着くと
かすみが
鍵を開けて
「ちょっとだけ・・
待っててもらえますか?」
と言った
なんだか
女性に
そんなことを
言われたのは
ほんとうに久しぶりで
少し
どきどきしてしまった
「う、うん
大丈夫、待ってるよ
ゆっくり
片付けて構わないから」
「すみません」
しずくと
かすみは
ドアの向こうに消えてしまい
僕は
ひとりになった。
ふと
少し・・・寂しくなった。
寂しくなったのは
ひとりになったからじゃない
かすみが
7年という
月日の間に
僕に
敬語を使うように
なってしまっていたから・・。