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斉藤太一です
第14章 変わらない僕・変わらない君
僕は
お湯を沸かしながら
ドリップコーヒーの
準備をした
かすみの
目の前に
ガラスサーバーを置き
その上に
ドリッパーを
セット
食器棚から
新しいコーヒーの袋を
とりだし
ハサミで封を切る
まだ
入れてもないのに
部屋中に
コーヒーの香りが
漂い
かすみを見ると
かかえた
膝の上に
顎をのせ
目を閉じて
ゆっくりと
その
香りを
胸いっぱいに
吸い込んだ
僕も
同じように
その香りを
カラダの中に
染み込ませると
なんとも言えない
気持ちになる
2人とも
しゃべらない
静かな・・静かな時間。
かすみが
目をあけて
僕を見る
僕が微笑むと
君も
微笑む
そして
黙ったまま
僕の手元を見つめた
その瞳は
まるで
しずくのように
ワクワクを
隠せない
そんな瞳
僕は
ドリッパーに
フィルターをセットし
コーヒーの粉を入れてから
一度湧いて
少しさました
お湯を
そこに
ゆっくりと注ぐ。
湿らせるように
回し入れてから
少しずつ
丁寧に
その
ドリッパーを
満たしていった
お湯を沸かしながら
ドリップコーヒーの
準備をした
かすみの
目の前に
ガラスサーバーを置き
その上に
ドリッパーを
セット
食器棚から
新しいコーヒーの袋を
とりだし
ハサミで封を切る
まだ
入れてもないのに
部屋中に
コーヒーの香りが
漂い
かすみを見ると
かかえた
膝の上に
顎をのせ
目を閉じて
ゆっくりと
その
香りを
胸いっぱいに
吸い込んだ
僕も
同じように
その香りを
カラダの中に
染み込ませると
なんとも言えない
気持ちになる
2人とも
しゃべらない
静かな・・静かな時間。
かすみが
目をあけて
僕を見る
僕が微笑むと
君も
微笑む
そして
黙ったまま
僕の手元を見つめた
その瞳は
まるで
しずくのように
ワクワクを
隠せない
そんな瞳
僕は
ドリッパーに
フィルターをセットし
コーヒーの粉を入れてから
一度湧いて
少しさました
お湯を
そこに
ゆっくりと注ぐ。
湿らせるように
回し入れてから
少しずつ
丁寧に
その
ドリッパーを
満たしていった