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斉藤太一です
第15章 近づく距離・遠ざける君
かすみは
木曜日
しずくが
学校から
帰ってくるまで
また
僕の部屋に来る約束を
してくれた
「涼しくなったね…」
「どこに居るの?」
「ベランダ」
「星、見える?」
そう言いながら
僕はベットから
立ち上がり
ベランダのガラス戸を開けて
空を見上げた
「綺麗だよ…」
「本当だね」
「久しぶりかも…
夜空なんて見たの…
あの頃は
毎日見てたのに
あのコンビニから…」
一緒に・・・
見たいね
同じ空なのに・・。
君の肩を抱いて
しずくを
膝にのせて
この
静かな夜空を
見上げながら
穏やかな時間を
過ごせたら
疲れた
君の代わりに
しずくを
寝かしつけられたら
そんなことができたら
どんなに
幸せだろう
どんなに
満たされるだろう
僕の
今までの
寂しかった人生を
埋められるだろう
木曜日
しずくが
学校から
帰ってくるまで
また
僕の部屋に来る約束を
してくれた
「涼しくなったね…」
「どこに居るの?」
「ベランダ」
「星、見える?」
そう言いながら
僕はベットから
立ち上がり
ベランダのガラス戸を開けて
空を見上げた
「綺麗だよ…」
「本当だね」
「久しぶりかも…
夜空なんて見たの…
あの頃は
毎日見てたのに
あのコンビニから…」
一緒に・・・
見たいね
同じ空なのに・・。
君の肩を抱いて
しずくを
膝にのせて
この
静かな夜空を
見上げながら
穏やかな時間を
過ごせたら
疲れた
君の代わりに
しずくを
寝かしつけられたら
そんなことができたら
どんなに
幸せだろう
どんなに
満たされるだろう
僕の
今までの
寂しかった人生を
埋められるだろう