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斉藤太一です
第16章 ぶつける感情・吐き出す感情
はぁ………。
もう
何度
ため息を
ついてるだろう
僕は
クリーニング店の
カウンターに
突っ伏して
大きな
ため息をついた
脳裏から
真剣な目で
首を横に振る
かすみの顔が
何度も何度も
リプレイされて
止まらない
その度に
僕は
ため息を漏らし
携帯を握った
ごめんねと
メールをしようか
それとも
夜に
ちゃんと
電話で
あやまろうか…
しずくにも
あやまらなきゃ…
どうして
こうも
僕は
いまいちなんだよ…。