この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
斉藤太一です
第16章 ぶつける感情・吐き出す感情


嫌だ

僕は
しずくに
会いたいんだ

かすみとだって
ずっとずっと・・・



繋がっていたいんだよ



そう言いたいのに

僕から出た言葉は






「どうして・・。」








「・・・ごめんなさい・・


私が・・悪いの・・」




うつむいた
かすみの声が
泣きそうで驚いた


かすみのことが
心配になって

僕は
優しく
これ以上ないほど
穏やかに

かすみに
話しかけた






「恋人が・・いるの?」






「・・いない・・」








「大切な人が・・いるの?」







「・・・・・・」







黙ってしまった
かすみを

まるで僕が
せめているようで



胸が痛んだ






「かすみちゃん・・」





「・・・・・・」





「僕は

しずくちゃんが
好きだよ


もっと
優しくしてあげたかったし

もっと
会いたかったんだ




でも


もう
会っちゃいけないなら・・・」






君を
ふっ切れるほどの
言葉をくれないか・・






「会っちゃいけない理由を



教えてくれないかな・・・」












/388ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ