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斉藤太一です
第16章 ぶつける感情・吐き出す感情
息が止まった
時間までもが
止まった気がした
え・・・
君が?
僕のことを?
「は、恥ずかしいから・・
返事して・・」
「ご、ごめん
でも
そんな・・ほんとに?・・」
「・・うん・・」
「だ、だって
未来がないって・・」
「斉藤さんは
私なんかのこと
好きじゃないと思ってたから
昔の・・
あんな私のこと・・
知ってるから・・」
「かすみちゃんは
いい子だよ
とてもしっかりしてて
ステキで
僕なんかには
もったいない」
「そんな・・・」
そう言って
かすみは
浅い傷跡の残る
手首を握った
その手を見つめながら
僕は誓う
「僕は
君の全部が
好きだよ」
「・・斉藤さん・・」
「かすみちゃんこそ
僕なんかで
いいのかな・・
僕は・・その・・・」
男と・・・
「いいの・・・
・・斉藤さんじゃなきゃ
だめなの
大切な人っていうのは
斉藤さんなの」
時間までもが
止まった気がした
え・・・
君が?
僕のことを?
「は、恥ずかしいから・・
返事して・・」
「ご、ごめん
でも
そんな・・ほんとに?・・」
「・・うん・・」
「だ、だって
未来がないって・・」
「斉藤さんは
私なんかのこと
好きじゃないと思ってたから
昔の・・
あんな私のこと・・
知ってるから・・」
「かすみちゃんは
いい子だよ
とてもしっかりしてて
ステキで
僕なんかには
もったいない」
「そんな・・・」
そう言って
かすみは
浅い傷跡の残る
手首を握った
その手を見つめながら
僕は誓う
「僕は
君の全部が
好きだよ」
「・・斉藤さん・・」
「かすみちゃんこそ
僕なんかで
いいのかな・・
僕は・・その・・・」
男と・・・
「いいの・・・
・・斉藤さんじゃなきゃ
だめなの
大切な人っていうのは
斉藤さんなの」