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斉藤太一です
第17章 遅くなってごめんね、しずく

そして
僕は

かすみに
キスをした



ちょっと

ぎこちない




ちょっと・・



遠慮気味な


キス。







それでも


僕は満足で





キスが

終わると



かすみが

僕に



恥ずかしそうに

抱きついてくれて





胸が

締めつけられた








「斉藤さん?」






かすみが


僕の背中に

手を回したまま


呟いた






「ん?」








「キスをする時


眼鏡は

外さないんだね」










「あ・・・うん・・



そ、そうみたいだね」










外さないと

眼鏡が

邪魔になるほどのキスなら



外していたと

思うんだけど

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