この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
斉藤太一です
第17章 遅くなってごめんね、しずく
「ずっと

思ってたの・・・」







「・・ん?」






「斉藤さんが



斉藤さんが
しずくのパパだったら
よかったな・・って。



どんどん
お腹が大きくなって
不安になって

でも・・しずくの
本当の父親は
知らんぷりで


いつのまにか



手術も
できない時期になって・・・





そんな時
斉藤さんが
すごく・・優しくて


うれしかった





こんな人が
パパだったら
よかったのになって・・


本当に

思ってたの」







「早く・・

言ってくれたら
よかったのに


そしたら



僕は
7年前


かすみに
プロポーズしたのに」







「言ったよ・・」






「・・え?」







「言った・・・。


斉藤さんが
パパだったらよかったな・・って」






「あ・・・」






「どうしたの?」





かすみを
抱きしめてる手を
ゆるめて


暗闇の中

かすみを
見つめた






「君の
お父さんが

僕だったらいいのにと
言ったのかと
勘違いしていたよ」





「私の?」




かすみが
くすくすと
笑う声が聞こえて

僕の頬も緩んだ






「あぁ


あの時は・・・

ちょっと
立ち直れないほど
ショックだったよ


だから

かすみのことを
好きだなんて
言えなかったんだ


僕は
恋愛対象なんかじゃ
ないと思ってた」






「ごめんね?」








「いいよ


遠回りしたけど





一緒にいられるから



かまわないんだ」




/388ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ