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斉藤太一です
第18章 遅くなってごめんね、かすみ

眼鏡を
外して
テーブルに置くと

コトッ

と、音がして




その音を聞いた
かすみが


立てていた
両膝を下ろして
座り直し


僕を
少し見上げて

目を閉じた





柔らかな
君の頬に

触れたかった


もっと

何度も
舌先を
触れ合わせたかった


もっと




君を


抱きしめたかったよ






かすみに

深いキスをして




かすみの
息が
熱くなると



僕は

かすみの
耳や
首筋に

何度も何度も
キスをした



僕の頬が
かすみの
肌に

触れるだけで



こんなにも

胸が
熱くなる




かすみが



僕が




何も
身につけないで
抱き合ったら





僕は






どうなってしまうんだろう









セックスが

初めてな訳でもないのに




そんなことを
思ってしまうほど




僕の脳は



とけそうに
なっていた

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