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斉藤太一です
第5章 似合わないだけ






「かすみ・・・」









「うん」






君はまた

目を伏せて
カップを見つめていたね



なんだか

落ち着かない風で





なんとなく





2人とも

黙ったままで






君が
何を考えてたのか

僕には
わからなかったけど




僕は



君のことを


かすみ


と呼べばいいのか


かすみさん


と呼べばいいのか


かすみちゃん


と呼べばいいのか





ずっと

悩んでいたんだよ






ほんとうに



どこまでも
かっこわるいんだ・・僕は。



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