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斉藤太一です
第6章 隅っこと隅っこで
「・・クスッ・・・」
かすみは
少し微笑んで
それから
こんな
可愛らしいことを
言ったんだ
「隅っこと隅っこで」
って。
シングルベットの
隅っこと隅っこって・・・(笑)
そうだね
君は
未成年で
好きな人がいる
今日はちょっと
寂しくて
悲しいことがあって
体調が悪くて・・・
だから
僕に
寄りかかりたいだけ
落ち着くなら
ぐっすり
眠れそうなら
いいよ
隅っこと
隅っこで眠ろう
「わかった
そうしよう」
それから
別々に
お風呂に入って
僕は
ご飯を食べて
かすみは
あっためた
牛乳を飲んで
ベットに
入ったんだよね
なるべく
隅っこと
隅っこに。