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Deep Emotion
第18章 貴方が、好きです。
「大事にしたいのに、これ以上そばにいたら、きっとまた傷つけるから、君から離れたかった。家を離れて、会社も譲って、日本を出て、自分の中の気持ちを消したくて。だから」



「傷つけるってなんですか」



私は自分でもわかるくらい冷えた声で門倉さんの話を遮った。


傷つけるって何。


それは何を見て、そう思ったのか。

私がいつ、傷ついたなんて言った。

「傷ついたなんて、私思っていません!」

私は門倉さんの胸倉を両手で掴み、慣れないキスをした。
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