この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
隠匿の令嬢
第14章 束の間の幸福と崩落の足音
満足などしているはずなかった。
アリエッタの身体を満たすのは、レオ自身でしかないのだから。
切っ先で陰唇をめくり入口をつつかれ、幹で秘芽を擦りきれてしまうほど擦られては、羞恥を抑え肉欲が支配するのも仕方がない。
ここは戸外で淫らな行為に耽る場所ではない。そんな常識をも吹き飛ばす責め立てに、陥落は間近だ。
「どうする? やめておくか」
レオは囁き腰を引く。その囁きがアリエッタを崩した。
「や……。やめちゃ、いやぁ」
この昂りを放り出されては堪らないと、アリエッタは潤む瞳でレオを見上げる。
レオは忍び笑い、軽く口づけを落とした。
「ようやく素直になってきたな」
そう言ってアリエッタのもう片方の脚も抱え上げ、柱に強く背を押し付けた。
硬くそそり勃つ肉棒の亀頭が身体の中心を割り広げ、グチュリと挿ってくる。
「あ……あ、あ……っ」
望んだ感触に背をしならせ、恍惚に沈む。
.