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貴方に恋をして…
第2章 噂
ピピピ!

目覚まし時計の音が鳴り響き、奈緒はゆっくりと目覚まし時計を止めて時間を確認する。

(そうだ、今日から学校…)

ベットから起き、ハンガーに掛かっている制服を手に取り、袖を通す。

お気に入りのお団子を結わえると、母の声が聞こえてきた。

「起きたかしら?ご飯出来たわよ!」

「はーい!」

テーブルにはトーストと母の好きなコーヒーの良い香りが漂う。
私は椅子に座り、トーストにかじりついた。

「お母さんね、近々仕事を増やそうかと思ってるの。」

「そうなんだ。無理しないでね?」

母は元々努力家で何か資格を取りたいと話していたのだ。

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