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貴方に恋をして…
第2章 噂
私は新城直人の目を反らさずに見つめた。

新城直人はむっとした表情で私に食いかかる。

「ふん!偉そうに…」

気まずい空気の中、少し遅れてきた親友の笠原絵美が私の元に来た。

「おはよう。どうしたの?」
新城直人は絵美に語気を強めて話し掛けた。

「両親が離婚したのに来るなんて非常識だと思わないかい?君だって、ライバルが減ったほうがいい。」
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