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貴方に恋をして…
第3章 悠斗side1
階段右手を登っていくと案の定教室は賑やかだ。
勢いよくドアを開け生徒に座るように促す。
「お前ら、席に付け。」
生徒は思いの外素直だった。
進学校ではこれが当たり前なのだろうーー
普通の学校では、学級崩壊等の話も聞くからだ。
生徒が席に付いたのを見計らい、チョークを手に取り、自分の名前を書いていく。
「有間悠斗だ。お前達の担任を任せられたからな、よろしく頼む。」
俺は短く自己紹介を終えると、何人かの女子生徒が手をあげた。