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第5章 悠斗side2

そんな俺に隣のクラスの担任である、湊優香先生が話し掛けてきた｡

俺よりも５年程先輩で、美人で男子生徒からの人気も高い様だ｡

｢うちもありますよ､今度相談乗りますから…ね？｣
薄化粧にさらりとなびく髪に、上目遣いで悪戯っぽく話す仕草は普通の男ならドキッとするだろうかーー生憎、媚びている様にしか見えず、距離を置いていた｡

｢お断りしておきますよ｡｣
そう言って俺は居るはずの緒方奈緒が居る教室へと向かった｡