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第3章 突然！そして

ある日、日課のスイーツを焼いているときだった


んっ！？


辺りを見回して首を傾げる


んんっ！？


耳を澄ます


まさか、空耳…だよね。
うん。


自己完結しオーブンをのぞきこんだ




バッターン！！！

いきなり入ってきた相手が凄い勢いで抱き着いてきた






お姉ちゃんッッ！！！！！


？？？？？？
ファン？


いきなり入ってきたのは韓国にいるはずのファンだった
空耳じゃなかったんだ…

ファンはそのまま私の胸で泣き崩れた
優しく背中をなでてあげて座らせる
尋常ではなかったが落ち着かせてあげたかったため
すぐには何も聞かないことにした


今、スフレ焼いてるんだけど
食べるでしょ？
スフレが嫌ならクレープシュゼットとかパンケーキ焼こうか？


優しく聞く



スフレがいい…


元気なく言うファン
スイーツでテンションがあがらないってよっぽど何かあったに違いない



しばらくして焼き上がったスフレとアイスティーを出す

ゆっくりスフレを口にする

美味しい…
やっぱりお姉ちゃんのスイーツが好き…


いつもよりゆっくり食べるファンが食べ終わるまで見つめる


とりあえず下げるね
食べ終わったお皿に手をかけると

手を握られた


ファン？




ジョシュ、脱退するって…

消え入りそうな声で言ってまた泣き出した


ジョシュが脱退…！？



ファンが一番慕っていた中国人メンバーだった



それから泣きつづけるファンをどうにか落ち着かせ
話を聞く