パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第23章 未遂

翌朝、試しに浴衣を着てみた
姿見で角度をかえてポーズをとってみる


ちょっとだけこれで出かけちゃおっかなー。

その気になって髪をアップにして
ホテルの近くのカフェに出かけた

ゆっくり食後の紅茶を飲んでいると
痛いくらいの視線を感じて
そっちを向くと

かわいらしい男の子がこっちを見ていて
目が合うとニコッと笑いかけられたので
反射的に笑顔を返すと

その子が隣に座ってきた

こんにちは。


こんにちは・・・


いきなりなんですが、
お姉さんの着てる
服って何？
日本の着物みたいで
少しチマチョゴリにも似てるけど
違うよね？

まじまじ見られる


あの、日本の浴衣っていう服みたいです。
花火に行く時に着るって聞いて
今日花火いくから。


花火に行くには
早くないですか？


試しに着てみたら
出かけたくなっちゃって・・・


そうなんですね。
可愛い。
布が薄くて涼しそう。


いきなり胸元を触られる

びっくりする

あのっ。触らないで・・・


手を引く男の子

ごめんなさい。

僕はＧっていいます。
お姉さん名前教えてください。

何で教えないといけないの？

警戒する


僕、年上の女性が好きで
お姉さんみたいに
可愛い年上の女性
なかなか会えないから。

見つめられる
キレイな顔してる
名前ならいいかと思い教えた

ユイです。

ユイお姉さんかー。
何歳ですか？

にこにこしたまま聞かれる


・・・３５です。


そうなんですか？
なんか嬉しいなぁ。
お姉さんと知り合えて。
どの辺に住んでるんですか？
よかったら遊びたいです。


積極的で苦笑いする

私、中国人で　中国に住んでます。
だから、遊びに行けたりはしませんよ。



えーっ。
さすがに中国まではいけないなぁ。
その　浴衣っていうの着てみたかったのに。

ほんとに残念そう

浴衣を着てみたいの？


そうです。
きて、写真撮って
メンバーに自慢するんです。


メンバー？


首をかしげる



僕、芸能人なんです。
お姉さんは知ってくれてないみたいだけど。


あ、ごめんね。


でも、浴衣だったら男性用が一つあるよ。
弟に着せようと思って
持ってきてるの。
着て写真撮るだけだったらいいよ。

にっこり笑う