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第28章 マレーシアの夜

ある日ジュン君から電話があり
CＤを送るから住所を教えてと言われ
住所を連絡したらすぐにＣＤ送られてきた
しかもメンバー全員のサイン入り。




すぐにお礼に電話をした。


もしもし。ユイです。
ＣＤ届きました。
みなさんのサインまで入れていただいて
本当にありがとうございます。


可愛く言う




それたくさん聴いてライブに来てくださいね。
何公演かありますが、中国だったらこれますよね？


甘い声で心地いい




うん。
そうか台湾とか。アジアなら行けるよ。
本当は韓国のもいきたいけど
ちょっと難しいかな。






この後ライブの日程送りますから
行けそうな日教えてください。
たくさん来てもらえると嬉しいです。
ライブの後の打ち上げもぜひ来てくださいね。






部外者が打ち上げいくのは
ちょっとまずいんじゃないの？


それはさすがに気が引ける




打ち上げに参加できる女性スタッフって少なくて。
本当は女性がいた方が華やかで
スタッフも喜んでくれるんですよ。
ユイさんみたいな可愛い女性がきてくれたら
みんな喜ぶと思うからぜひ。


と言われる。
なんか口説かれてる気分になる。




あ、でもそれはその時に。
絶対にいける日と、行けそうな日を
連絡するね。
凄く楽しみにしてる。




電話を切ると
すぐにライブ日程が送られてきて
上海、香港、台湾。は行ける日
バンコク、クアラルンプール、ジャカルタ
は行けそうと連絡した。




ＣＤが凄くいい曲ばっかりでライブに行くのが
楽しみになった。


パパとママに行くのに対して相談すると
上海、香港、台湾はもちろんOK。で
ほかに関しては
クアラルンプールだけにしたほうがいいと言われた。




仕事の調整をして、その日の前後も休めるようにした。




ファンに行くんだよって言うと
すっごく羨ましがられた。
何で知り合いなの？
とすっごく聞かれたので


仕方なく正直に
日本旅行中に偶然クラブで会ったんだと言った。


もちろん遊んだのは内緒にした。




ライブは三日ごとに
上海、香港、台湾、クアラルンプールの順で
上海は一泊、香港は友達の家にお泊まり、


台湾からクアラルンプールは旅行気分でいくことにした。