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第31章 台湾ライブ

中国に帰って
料理教室の日数を増やした私は
毎日忙しくする

××の台湾公演が一週間後に迫り
ファンからライブの翌日、翌々日は
休みを取るようにいわれる

なんで？

と優しく聞くと

台湾でお姉ちゃんとデートするの。
九･に行こう。

と嬉しそうに言われる。

あのね、勝手だけど
前日から同じホテルの同じフロアに
部屋確保したの。
お姉ちゃんは荷物だけ準備したのでいいからね。


なんか久しぶりの姉弟デートが楽しみなのか
声がいつも以上に弾んでいて可愛い

ジョンと会ったりデートしたりは難しそうだけど
ずっとファンとは遊べなかったから
私も楽しみになってくる


ライブ前日、ファンたちの時間に合わせて台湾入りする


ホテルに行くとロビーにマネジャーがいて
部屋のカギをくれる

ファンの隣の部屋です。
ファンが来ると思いますが
もし、夜遅くまで居座ろうとしたら
無理にでもおいかえしてくださいね。

マネージャーに念を押される

分かってます。
明日ライブですもんね。
しっかり寝かせますよ。
全力のライブみたいですから。

にっこり笑う

ホテルの部屋に入って落ち着くと
すぐにファンが来る
ドアを開けると抱きついてくる


お姉ちゃん（*^_^*）
会いたかったよー。


優しく背中を撫でてあげる

毎日電話したりLINEで話していても
会うのは久しぶり


私も会いたかったよ。
お土産にファンの好きなお菓子買ってきたの
食べる？

優しくいうと


食べる！
と可愛い笑顔になる
ベッドに座らせて


一緒にお菓子を食べる
ファンは一生懸命最近のことを話してくれて
九･に行って行くところもいろいろ話してくれる


夢中になって話を聞いていると
結構時間がたっているのに気付く

そろそろ部屋に戻って。
明日ライブなんだから
早く寝ないと。

ライブ楽しみにしてるからね。



もっとお姉ちゃんと話したい
と駄々をこねるファンに
デートの時にいっぱい一緒に入れるんだから
我慢して、と言い追い出す。