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第35章 再びの男

少し黙った。


もう帰っていい？


どうやって帰るんですか？

ドアへの通りをふさがれる

タクシーでも拾って帰るわ。
今日はもうホテルでゆっくりしたいし。

見つめられて目をそらす


送ります。
僕、クルマで来たので。
電車乗りたくないだろうし
タクシーはここからだと結構かかりますよ。

本当に何もしませんから。


見つめられる

ついでに、お茶か食事でも
もちろんおごるし
イヤなら送るだけでもさせてください。


なんか必死で笑ってしまう


ほんとに何もしないって約束してくれるならいいよ。
送って。

にっこり笑う


でも、ちょっと外で待っててもらえる？
・・・シャワーしたいんだ。


あ、はい。そうですよね。
部屋の外で待ってます。

出ていくＧ


ため息をついてシャワーに行く


気持ち悪い。

さっき電車で触られたところを
きれいに洗い流したい。

触られたところを何回も洗ってしまう。


後でエステに行こう・・・。

呟くとでて身支度をする



部屋から顔を出すとＧが待っていた


お待たせ。

一緒にＧの車に乗る


ユイさんに僕達の曲聞いてほしいんですけど
かけていいですか？

いちいち見つめてくるＧ

いいよ。感想もいうね。