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第18章 通 じ た 想 い

ゆっくり身体を起こしたふたり。

茉麻は康希の両手を、自分の両手で包み込んだ。




「、夢じゃないよ。ほんとうだよ。わたしは康希がすき。いちばん大好きよ。…信じて？」



そう言うと、手をベットについた茉麻は
そっと康希に唇を寄せた。

初めて、茉麻からくちづけをした。




合わさるだけの、唇。



康希は思わず腕を伸ばし、
彼女を抱きしめた。